【歯科衛生士国試】【公衆衛生学】
Dr「社会福祉の分野、カタカナや漢字ばかりで苦手…」と避けていませんか?



まさにそれです。「地域包括ケアシステム」って結局なんなのか、ふんわりとしか分かりません…。
実は「地域包括ケアシステム」は、近年の国家試験で超頻出のトレンド単語です。
高齢化が進む日本において、歯科衛生士がどう関わるかが問われています。
この記事では、教科書の難しい言葉を噛み砕いて、「これだけ覚えれば点数が取れる!」というポイントに絞って解説します。
地域包括ケアシステムを一言でいうと?
「重度な要介護状態になっても、
住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる仕組み」
のことです。簡単に言うと、「おじいちゃんおばあちゃんになっても、病院に入れられっぱなしじゃなくて、自宅や地元で最期まで楽しく暮らそうね」というプロジェクトです。
ターゲットとなる時期は、団塊の世代が75歳以上となる「2025年」を目途に整備されています。
- 対象エリア: おおむね30分以内に駆けつけられる圏域
- 具体的な広さ: 中学校区 が基本単位
構成する「5つの要素」と「植木鉢」
地域包括ケアシステムを理解するには、「植木鉢」の図をイメージするのが鉄則です。
国試では、どの要素が「土」で、何が「葉」なのかを問われることがあります。


厚生労働省ホームページより
1. 植木鉢の「土」= すまい・生活支援
生活の基盤となる部分です。
- 住まい: 自宅や老人ホームなど
- 生活支援: 配食サービス、見守り、ボランティアなど
2. 植木鉢の「葉」= 医療・介護・予防
土台があって初めて成り立つプロのサービスです。
- 医療: 病院、診療所(歯科含む!)
- 介護: デイサービス、訪問介護など
- 予防: 介護予防(口腔機能向上など)
「住み慣れた生活(土台)の上で、医療・介護・予防(葉っぱ)を受ける」
この5つがセットで地域包括ケアシステムです!
絶対に覚えるべき「4つの助」
システムを支えるには、誰が助けるか?という視点も重要です。これを「4つの助」と言います。
- 自助(じじょ): 自分で自分を助ける(自費サービス、セルフケアなど)
- 互助(ごじょ): 友人や地域住民との助け合い(ボランティア)
- 共助(きょうじょ): 制度化された相互扶助(介護保険、医療保険など)
- 公助(こうじょ): 行政による支援(生活保護、人権擁護など)



「互助」と「共助」がごっちゃになりそうです…。



「共助」は保険料を払っている制度(保険)と覚えましょう!
「互助」は近所のおばちゃん同士の助け合い(ボランティア)のイメージだよ。
歯科衛生士は何をするの?(ここが一番大事!)
国試では「地域包括ケアシステムの中で、歯科衛生士に求められる役割はどれか」という問題が出ます。
- 歯科衛生士の具体的な業務は?
-
訪問歯科衛生指導や、通いの場(サロン)での口腔機能向上教室などがメインです。
- 誰と協力するの?
-
医師、看護師、ケアマネジャー(介護支援専門員)、介護福祉士などとの「多職種連携」が必須です。
- キーワードは?
-
「誤嚥性肺炎の予防」「口腔機能低下症(オーラルフレイル)の予防」「食支援」です



地域包括ケアシステムにおいて、歯科衛生士は「歯を削る補助」ではなく、「生活を支えるための口を作るプロ」として期待されています。
国試形式でチェック!
第34回 午前-26
地域包括ケアシステムの概念を図に示す。「住まい」はどれか。1つ選べ。


a. ①
b. ②
c. ③
d. ④
解答を見る
c
第30回 午前-27
地域包括ケアシステムの概念を図に示す。[ ]内に入るのはどれか。2つ選べ。


a. 食事
b. 年金
c. 予防
d. 住まい
解答を見る
c.d

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