歯周病原細菌の分類と特徴まとめ

【歯科衛生士国試】

Red ComplexとA.a菌の違いを完全攻略

St

「菌の名前がアルファベットばかりで覚えられない…」
「どれが動く菌だっけ?」

Dr

国家試験では「菌名」「酸素要求性」「毒素・酵素」「関連する疾患」の組み合わせが頻出です。
まずは「大原則」を覚えて、そこから「例外(A.a菌など)」を整理すると一発で覚えられます!

目次

歯周病菌に当てはまる「共通点」

歯周病原細菌の基本スペック
  • グラム陰性(Gram -)
  • 桿菌(かんきん=棒状)
  • 偏性嫌気性(酸素が大嫌い)
  • 内毒素(LPS)を持っている
Dr

「まずはこれを基本として、ここから外れる『例外』だけを個別に覚えましょう」

略称正式名称特徴・キーワード(ここが出る!)
P.g菌Porphyromonas gingivalis● ジンジパイン(タンパク分解酵素)
● 黒色色素産生
● 線毛(付着に関与)
T.d菌Treponema denticola● スピロヘータ(らせん状)
● 運動性がある
T.f菌Tannerella forsythia● 紡錘形
● BANA分解酵素活性
  • 侵襲性歯周炎の原因細菌
  • 通性嫌気性(酸素があっても平気=例外!
  • ロイコトキシン(白血球毒素)を出す(免疫細胞を殺す)
  • 運動性(動かない)
  • 若年者(侵襲性歯周炎)から検出されやすい
P.i菌
  • Prevotella intermedia
  • 黒色色素をつくる(P.g菌と同じ!)
  • 女性ホルモンが好き → 妊娠性歯肉炎・思春期性歯肉炎
F.n菌
  • Fusobacterium nucleatum
  • 紡錘形(長細い)
  • 共凝集能がある(菌と菌をつなぐ接着剤)

バイオフィルムができるまで

STEP
ペリクル形成

唾液由来の糖タンパク質が歯面に吸着し、ペリクルを作ります。これは細菌が付着するための「足場」となります。

STEP
初期定着

ペリクルを標的に、連鎖球菌(S.sanguinisなど)を中心とした口腔内細菌が付着します

STEP
共凝集・成熟

異種の細菌同士が結びつき(共凝集)、細菌が放出する菌体外多糖(EPS)によってバイオフィルムが完成する(薬剤が効きにくい)

STEP
ディタッチメント

成熟したバイオフィルムの一部が崩壊・遊離し、中の細菌が唾液中へ放出される。

国試形式でチェック!

第34回 午前-13

 Porphyromonas gingivalisで正しいのはどれか。1つ選べ

a.微好気性菌

b.通性嫌気性菌

c.偏性嫌気性菌

d.偏性好気性菌

解答を見る

d

第33回 午前-10

 歯垢細菌の共凝集の模式図を示す。①のグラム陰性菌はどれか。1つ選べ。

a. Treponema denticola

b. Streptococcus mutans

c. Fusobacterium nucleatum
d. Porphyromonas gingivalis

解答を見る

c

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この記事を書いた人

歯科医師 / 国試予備校講師
現役の予備校講師が、歯科衛生士国試の頻出ポイントを「参考書よりわかりやすく」解説します!
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