頭頸部の発生・鰓弓の覚え方!舌・顔面口蓋の由来まで完全攻略

【歯科衛生士国家試験】【人体の構造と機能】【解剖学】

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第1鰓弓? メッケル軟骨? 解剖って複雑すぎて捨て問にしたい…

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ちょっと待って! 発生学は『表』『イラスト』で整理すれば、実は得点源になるんだよ!

目次

まずはこれ!「鰓弓」の派生表

ここが一番の山場です。何番目の鰓弓から、どの神経・筋肉・骨ができるかを整理しましょう。

ここが出る!
  • 第1鰓弓 = 叉神経(V)/咀嚼筋 / メッケル軟骨
  • 第2鰓弓 = 面神経(VII)/ 表情筋 / ライヘルト軟骨
  • 第3鰓弓 = 咽神経(IX)
鰓弓脳神経筋肉骨・軟骨
第一三叉神経 (V)咀嚼筋、顎二腹筋前腹メッケル軟骨(ツチ骨、キヌタ骨)
第二顔面神経 (VII)表情筋、顎二腹筋後腹ライヘルト軟骨(アブミ骨、茎状突起)
第三舌咽神経 (IX)茎突咽頭筋舌骨(大角・体下部)
第四・六迷走神経 (X)
 ・上喉頭神経(第4)
  ・反回神経(第6)
咽頭・喉頭の筋甲状軟骨など
  • 第1鰓弓は「噛む」ことに関係する(咀嚼筋・三叉神経)。
  • 第2鰓弓は「顔の表情」に関係する(表情筋・顔面神経)。
  • メッケル軟骨は下顎骨そのものになるのではなく、下顎骨の形成ガイドとなり、最終的には耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨)になります。

下顎骨はメッケル軟骨の周囲から膜性骨化で作られる(軟骨置換ではない)!

複雑な「舌の発生」を整理しよう

舌は、複数の鰓弓が合体してできます。「知覚(触覚など)」と「味覚」で支配神経が違うのが最大のポイントです。

STEP
前方2/3

第1鰓弓からできる3つの隆起(側舌隆起×2 + 奇界結節)が合体してできる

STEP
後方1/3

第2・3・4鰓弓(主に第3)からできる「結合腕(コプラ)」などが発育してできる

STEP
筋肉

鰓弓ではなく、後頭部の体節(後頭体節)から筋肉が移動してくる

【超重要】舌の神経支配まとめ
  • 前方2/3(体性感覚)三叉神経(舌神経)
  • 前方2/3(味覚)顔面神経(鼓索神経)
  • 後方1/3(知覚・味覚)舌咽神経
  • 運動(筋肉)舌下神経
DH

舌の運動」だけは、鰓弓由来の神経ではなく舌下神経(XII)だから注意して!

顔面と口蓋の形成

顔ができるときは、5つの突起がパズルのようにくっつきます。

  • 前頭鼻突起(1個):おでこ、鼻筋
  • 上顎突起(左右2個):上唇の両端、頬、上顎
  • 下顎突起(左右2個):下顎、下唇
Q. 上唇は何と何がくっついてできる?

内側鼻突起 + 上顎突起
 ※ここがくっつかないと「唇裂」

Q. 口蓋はどうやってできる?

一次口蓋(前の方)と 二次口蓋(後ろの方・口蓋突起)がY字型に癒合してできる

Q.胎生何週頃に癒合不全が起きる?

口唇:胎生4〜7週頃
口蓋:胎生7〜10週頃

国試形式でチェック!

第34回 午前-2
 顔面の発生で人中を形成するのはどれか。1つ選べ

a. 下顎突起
b. 上顎突起
c. 外側鼻突起
d. 内側鼻突起

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この記事を書いた人

歯科医師 / 国試予備校講師
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